沿革とご挨拶
この会の企画は2023年の暮れに「おはようございます。⚪︎⚪︎さん、一昨日ふと思ったのだが、、」というとあるOBへの先生のLINEから始まりました。そこから足掛け1年半、少しずつ声がけを始め、世代を越えた卒業生の連絡網を作り、漸く企画としての土台が完成し、皆さんにアナウンスできる運びになりました。
ここからはより多くの卒業生・現役生の力をお借りして、充実した会の実現に向けて邁進したいと思います。
よろしくお願いいたします。
2025年5月15日
サブテーマ
動的に停滞する
今回、本企画をデザインするにあたり藤田研らしい同窓会とは何か、ただの同窓会でいいのか、藤田研とはどんな場であるかについての議論に多くの時間が割かれました。
結果、私たちにとっての研究会は、言葉やフィールドを知り、議論を交わしながら、考えや手法、人脈を形成し、自己と他者、広く世界と向き合うことができる場所であること。そして、大学時代に集ったあの時間と仲間は、思索や感性、人生の参照点として、何度も立ち返ることができる場所として揺蕩い続けていることを確認しました。
この場所は、先生が「いつでも帰ってきていい場所」と仰ったように、普段通り過ぎていても、用があれば誰かと立ち止まったり休憩したりする踊り場のように、各々に開かれています。研究会での多くの学びや経験がそうであったように、これから先の未来も、時には流れに逆らうように、思考を動かしながらも立ち止まることが必要になるかもしれません。そしてそのような「進む/止まる」というようなシンメトリーな制約に囚われない進歩の仕方や考え方こそ、この研究会で学んだことなのではないかと思い本企画のサブテーマに「動的に停滞する」という言葉を掲げさせていただきました。
本企画が、そんな動的に停滞する場所として、世代を越えて一人でも多くの皆さんに開かれている場になるといいなと思います。